“Javaの父”ゴスリング氏がGoogleを辞め、新興企業の幹部に

2011年3月にGoogle入りしたゴスリング氏が同社を辞め、無人ボートで海洋データを収集しクラウドにアップロードする新興企業Liquid Roboticsの主任ソフトウェア設計者に就任した。

» 2011年08月31日 08時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
 glider Liquid Roboticsの「Wave Glider」

 米Oracle退社後、米Googleに入社した“Javaの父”として知られるジェームズ・ゴスリング氏がGoogleを退社し、米Liquid Roboticsの幹部に就任した。同氏が8月30日(現地時間)、自身のブログで明らかにした。

 米Sun Microsystemsで副社長兼Sun Fellowを務めていた同氏は、OracleによるSun買収後、シニアアーキテクトに就任したが、2010年4月にOracleを退社した。その後、2011年3月にGoogleに入社したと発表した。

 「また転職することになって、自分でも驚いている。Googleでは素晴らしい時間を過ごし、多くの興味深い人々に会った。だが、Google社外ですごいことをしている人々に会ってしまい、非常に悩んだ末、Googleを去ることにした」(ゴスリング氏)

 同氏は、海洋技術を手掛ける新興企業、Liquid Roboticsの主任ソフトウェア設計者に就任した。同社の主力プロジェクトの「Wave Glider」は波エネルギーと太陽電池で航行する小型無人ボートで、このボートに搭載する多様なセンサーで収集した海洋関連データを無線でクラウド上にアップロードする。

 ゴスリング氏はWave Gliderに載せるソフトウェアとデータセンターにアップロードされる大量のデータの双方を担当する。

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