Appleの正式発表が迫る中、「iPhone 5」への注目に便乗した悪質メールが出回っているという。
米Appleが「iPhone 5」を発表するとうわさされている米国時間の10月4日を前に、「iPhone 5GS」という製品の宣伝を装ってマルウェアに感染させようとする迷惑メールが出回っているという。セキュリティ企業のF-Secureなどが3日のブログで伝えた。
F-Secureがブログに掲載したスクリーンショットによると、問題のメールはAppleのロゴや黒いiPhoneの写真を使って新しいiPhoneを紹介する内容に見せかけてある。だがリンクをクリックすると、リダイレクト先のサーバを通じて「iphone5.gif.exe」という名称のファイルをダウンロードさせる仕掛けになっている。
このファイルはWindowsを狙ったマルウェアで、感染すると外部のIRCサーバに接続し、感染したシステムを制御しようとする。クレジットカード番号などの情報が盗まれる恐れもあるとF-Secureは警告している。
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