デスクトップ仮想化市場、2015年度に1251億円規模に――ミック経済研調べ

セキュリティ強化に加え、事業継続の強化やWindows XPからのリプレース需要が市場をけん引するという。

» 2011年10月07日 12時09分 公開
[ITmedia]

 調査会社のミック経済研究所は10月7日、2015年度までのデスクトップ仮想化市場の動向調査の結果を発表した。2010年度実績は前年度比21.2%増の約527億1000万円で、2011年度は同28.9%増の約679億7000万円を見込む。

 2011〜2015年度の年平均成長率は19.4%で、2015年度に1251億円規模になるという。従来のセキュリティ強化のニーズに、3月の東日本大震災を契機にした事業継続体制の強化、さらには2014年4月にMicrosoftの延長サポートが終了するWindows XPからのリプレース需要が加わり、市場の成長をリードするだろうとしている。

 なお課題としては、Windows Virtual Desktop Accessなどのライセンス価格が初期コストに占めるの割合が高い点や、仮想化技術に精通した人材の不足を挙げている。

シンクライアントソリューション市場の中期予測グラフ、出典:ミック経済研究所
ユーザーニーズの変遷推移概念図、出典:ミック経済研究所

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