電通とMSがソーシャルマーケティング事業で提携、コンテンツ管理ツールもリリース

電通グループとマイクロソフトが、ソーシャルメディアを使った企業マーケティングに関する事業で提携する。

» 2011年10月26日 14時09分 公開
[ITmedia]

 日本マイクロソフトと電通、電通レイザーフィッシュは10月25日、ソーシャルメディアマーケティング関連事業で提携することに合意したと発表した。第一弾として、Facebookなどのソーシャルメディアに対応したコンテンツ管理ツールなどの提供を開始した。

 ソーシャルメディアマーケティングは、企業がFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを利用し、消費者などの最終顧客に自社の商材やブランドを訴求するマーケティングの方法。最終顧客と直接やり取りできる点や無償サービスを利用することでのコストメリットなどがある。だが、訴求の仕方がソーシャルメディアの環境に依存してしまうことや、確立された手法が存在しないなどの課題もある。

 電通グループでは広告ビジネスのノウハウを活用して、ソーシャルメディアマーケティングソリューションを開発。マイクロソフトのWindows Azure Platformを使い、企業向けにマーケティング支援サービスを展開する。提携での各社の役割は、電通が広告の企画と設計、マイクロソフトがサービス基盤と開発リソースの提供、電通レイザーフィッシュがサービス構築と運用になっている。

 ソリューションサービスの第一弾としては、マイクロソフトと電通レイザーフィッシュの支援を受けてリード・レックスが開発したソーシャルメディア対応のコンテンツ管理ツール「sociobridge」や、カスタムアプリケーションの開発環境、また、これらの導入支援に関するサービスの提供を始めている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ