Samsung決算、スマートフォンが好調で増収増益

Samsungの7〜9月期決算は、「GALAXY S II」をはじめとするスマートフォンの販売が好調で、売上高が約374億ドル、営業利益が約39億ドルの増収増益だった。

» 2011年10月31日 11時46分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 韓国のSamsung Electronicsが10月28日(現地時間)に発表した第3四半期(7〜9月期)の決算は、売上高が前年同期比2.6%増の41兆2700億ウォン(約374億ドル)、営業利益が同12.6%減の4兆2500億ウォン(約38億6000万ドル)だった。営業利益率は10.3%となった。

 スマートフォンを扱うモバイルコミュニケーション部門が好調で、売上高は14兆9000億ウォン(約135億ドル)、営業利益は2兆5200億ウォン(約22億9000万ドル)で、過去最高を記録した。同社は具体的な販売台数を発表しないが、前四半期より40%以上増え、前年同期より300%増(=4倍)に達したという。「GALAXY S II」は、発売から5カ月で世界で1000万台以上売れた。営業利益率は16.9%になり、初めて半導体部門の営業利益を上回った。

 米調査会社Strategy Analyticsによると、Samsungの同四半期のスマートフォン販売台数は2780万台で、米Appleの1710万台を抜いて初めて世界首位となった。

 その他の部門では、半導体部門は売上高が9兆4800億ウォンで営業利益が1兆5900億ウォン、ディスプレイパネル部門は売上高は7兆800億ウォンで、営業損失が900億ウォンだった。テレビや家電を扱うデジタルメディア&アプライアンス部門は売上高が14兆3600億ウォン、営業利益が2400億ウォンだった。

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