一部ベンダーからの指摘を受けて再評価を行い、マルウェア検出率が高い最上位グループにMcAfeeなどが追加された。
セキュリティ製品の性能評価を手掛けるAV-TESTが、先に発表したAndroid向けマルウェア対策アプリの評価レポートの内容を変更した。一部ベンダーからのテスト内容に関する指摘を受け、再評価を行った。
それによると、マルウェア検出率が90%を超す最上位グループでは当初のAvast、Dr. Web、F-Secure、Ikarus、Kaspersky、Zoner、Lookoutの7製品に、McAfee、MYAndroid Protection/MYMobile Security、NQ Mobile/NetQinが追加された。
また検出率が65〜90%の次点グループに分類された製品のうち、BitdefenderとESET、Trend Micro、Vipre/GFIについては、今回の評価に用いたマルウェアサンプルによる結果では検出率が上位グループに及ばなかったが、通常では88.1%から89.9%の値だと補足している。
評価レポートの初版は3月初旬に公表されたが、評価手法が不正確などの指摘を受けて3月9日と13日に、各製品のバージョンや定義ファイルを最新の状態にした上で改めて検出率などを再評価したという。
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