Zynga、人気爆発のお絵描きゲーム「Draw Something」のOMGPOPを買収

Zyngaが、公開直後に3000万本ダウンロードされた人気ゲーム「Draw Something」を開発したOMGPOPを買収する。ゲームの提供とサポートは継続される。

» 2012年03月22日 08時18分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Zyngaは3月21日(現地時間)、モバイルゲーム「Draw Something」が人気の新興企業、米OMGPOPを買収することで合意に達したと発表した。取引の詳細は公表されていないが、米AllThingsDによると、買収総額は約2億ドルという。

 OMGPOPは2006年創業の、ニューヨークに拠点を置く非公開企業。Facebookで遊べるソーシャルゲームを提供しており、2月にApp Storeで公開したソーシャルお絵描きゲームのDraw Somethingは既に3000万本ダウンロードされる大ヒットとなっている。

 同ゲームは、Facebook上の友達同士で描いた絵が何を表しているかを当て、正解するとコインをもらえるというもの。無料版と85円の有料版があり、いずれもApp Storeの人気ゲームとしてトップになった。

 omgpop Draw Something

 Facebookのアプリランキングサイト、米AppDataの3月21日現在のランキングでは、米Microsoftの「Microsoft Live」に次ぐ2位で、Zyngaの人気ゲーム「Words With Friends」と「CityVille」より上位だ。

 zynga

 買収後もDraw Somethingや「Blockles」「Puppy World」「Aim For The Nuts」など現行ゲームの提供とサポートは継続する。OMGPOPのチームはZynga入りした後もソーシャルゲームの開発に従事し、Zyngaはそれをサポートするという。

 Zyngaのデビッド・コーCMO(最高モバイル責任者)は発表資料で「OMGPOPのチームがZyngaで次にどんなゲームを開発してくれるかが楽しみだ」と語った。

 Facebook内のソーシャルゲームで成長したZyngaは昨年12月に株式公開し、3月には独自のソーシャルゲームサイト「Zynga Platform」を発表している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ