ユーザー数では米国が依然として中国の2倍でトップだが、新規ユーザー数では2月に中国が米国を抜いて首位に経った。
米AppleのiOSおよび米GoogleのAndroid搭載のスマートフォンおよびタブレットのアクティベーション数で、中国が米国を抜いて世界一になった。米調査会社のFlurryが3月21日(現地時間)、そのような調査結果を発表した。
Flurryは独自の分析方法でiOSおよびAndroidのアクティベーション数やアプリのダウンロード数を調査している。
同社が公開した2011年1月〜2012年3月の米国と中国での毎月のiOSとAndroidのアクティベーション数推移(全アクティベーション数に占める割合で示されている)のグラフを見ると、2011年1月は米国が28%、中国が8%だったのが、2012年2月に逆転し、3月現在には中国が24%、米国が21%になっている。米国はアクティベーション数で世界でトップだったため、2月の段階で中国がトップに立ったことになる。
スマートフォンおよびタブレットのユーザー数では依然として米国がトップで、中国との差は2倍以上だが、今後その差は確実に縮まるとFlurryはみている。
アプリのセッション数(アプリがダウンロードされ、実際に利用された件数)の増加率でも中国は群を抜いている。2011年と2012年の第1四半期(1〜3月)におけるセッション数を比較したところ、中国は1126%増加しており、2位のアルゼンチンの約2倍だ。
Flurryの調査では、iOSとAndroidの内訳やアクティベーション数は公開されていない。米調査会社Gartnerによる2011年第4四半期(10〜12月)の世界スマートフォン市場調査では、OS別のシェアトップはAndroidで販売台数は約76万台、2位のiOSは約35万台だった。
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