Mozilla、HTML5の威力を紹介するMMORPG「BrowserQuest」を公開

Mozillaが、HTML5とJavaScript、WebSocketで開発したマルチプレイヤーオンラインゲームを公開した。PCやタブレットのHTML5対応Webブラウザで参加できる。

» 2012年03月28日 12時09分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 Mozillaは3月27日(現地時間)、HTML5の性能を紹介する目的で開発したMMORPG(多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)「BrowserQuest」を公開したと発表した。Firefoxや米AppleのSafari(iOS版を含む)、米GoogleのChromeなど、HTML5をサポートするWebブラウザで楽しめる。

 quest
 chatting チャットもできる

 BrowserQuestは、Mozillaがフランスのゲーム開発メーカーLittle Workshopと共同で開発したMMORG。好きな名前を付けたキャラクタで村の中を動き回り、村人と会話したり敵キャラを倒してアイテムを獲得したりして先に進む伝統的なロールプレイングゲームになっている。本稿執筆段階でMac版Safariで参加したところ、74人のプレーヤーが同時に参加していた。プレーヤー同士はテキストチャットで交流することもできる。

 このゲームは、HTML5とともに、特に通信規格のWebSocketをデモする目的で作成したという。WebSocketは、HTML5とは独立したプロトコルとして策定作業が進められている。このゲームにログインすると、最初にサーバと接続した後はすべての通信がこのコネクション上でWebSocketのプロトコルで行われる。

 同ゲームのコードはGitHubで公開されている。


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