Mozilla Foundationは3月13日(現地時間)、Webブラウザの最新の正式版となる「Firefox 11」のWindows版、Mac版、Linux版をリリースした。
ユーザー向けの主な新機能としては、Google Chromeからのブックマーク、履歴、Cookieのインポートが可能になり、Firefox Syncで同期できる項目にアドオンが追加された。
Web開発者向けには、視覚化ツールの「ページインスペクタ」にソースコードと実際のレイアウトの関係を把握しやすい3Dビューが追加された。
また、スタイルシート(CSS)の編集結果がWebブラウザのページにすぐに反映される開発ツール「スタイルエディタ」も搭載された。
セキュリティ関連では、合計8件の脆弱性に対処。重要度の区分けはMozillaの4段階評価で最も高い「最高」が5項目、上から2番目の「中」が3項目となっている。
なお、ハッキングコンペ「Pwn2Own」で破られた脆弱性も対処済みという。通常より遅い時間の公開になったのは、Microsoftの月例セキュリティ情報公開のインパクトを配慮してのことだという。
Android版Firefoxとしては同日、同期セットアップ手順の改善と幾つかのバグを修正したバージョン10.0.3が公開された。
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