Google、Chrome 18安定版のアップデートが公開 脆弱性や不具合に対処

安定版の最新バージョン「Google Chrome 18.0.1025.151」では合計12件の脆弱性に対処した。

» 2012年04月06日 07時30分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Googleは4月5日、WebブラウザChrome 18安定版のセキュリティアップデートを公開し、多数の脆弱性や不具合に対処した。

 Googleのブログによると、安定版の最新バージョン「Google Chrome 18.0.1025.151」では、合計12件の脆弱性に対処した。内容は解放後使用に関連する脆弱性が多数を占め、危険度は7件が「High」(高)と分類されている。これはGoogleの4段階評価で上から2番目に高いレベルとなり、攻撃者にサンドボックス内部で任意のコードを実行されるなどの危険があることを示す。

 残る5件は危険度「Medium」(中程度)が4件、「Low」(低)が1件となっている。脆弱性情報の提供者には1件につき500〜1000ドルの賞金が贈呈された。

 また、脆弱性のほかにも、MacでHTML5オーディオが機能しない問題や複数のクラッシュ問題など、さまざまな不具合に対処している。

 Google ChromeはWindows、Mac、Linuxに対応。導入済みのユーザーは何もしなくても更新が自動的に適用される。

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