今回の「オルタナブログ通信」は、3月29日〜4月4日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿されたエントリーの中から、「エイプリルフール」「新入社員タイプ」「新社会人に贈る言葉」といったテーマについて紹介する。
まずは投稿状況グラフを見てみよう。
エントリー総数は微減傾向だが、投稿したブロガー数はわずかに上向いた。さらに4月4日には、村田聡一郎氏「超リアルタイムビジネスのインパクト:Game changers rule」がオルタナデビュー。これからに注目だ。
続いて、キーワードランキングも見ていこう。
順位 | キーワード(カテゴリー) | エントリー数 | 先週順位 |
---|---|---|---|
1 | ビジネス | 76 | →(1) |
2 | 社会 | 62 | →(2) |
3 | 雑感 | 24 | →(3) |
4 | イベント | 21 | ↑(6) |
5 | モバイル | 17 | ↑(8) |
6 | グローバル | 16 | ↓(4) |
7 | Twitter・ワントピ | 15 | →(7) |
8 | 文化・芸術 | 14 | ↑(12) |
本・書評・出版 | 14 | ↓(4) | |
10 | テクノロジー | 12 | ↓(9) |
8位にランクインした「文化・芸術」は、春の新アニメに触れたエントリーが複数あったことが順位を押し上げる要因となった。ベスト10常連だった「ストリーミング・動画」は12位へと後退。ベスト10外には、11位に「音楽」、同率13位に「飲食」「スポーツ」「ソーシャルメディア」が並んでいる。
それでは、オルタナブロガーが3月29日〜4月4日に取り上げた話題を振り返ってみよう。
恒例の公益財団法人日本生産性本部の新入社員タイプが発表されていた。ことしは「奇跡の一本松型」
毎年この季節に発表される、年度別「新入社員タイプ」。昨年は震災の影響もあり発表が控えられたが、吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」の日本生産性本部が新入社員を褒めるほうへ方向転換したようだによると、今年は「奇跡の一本松型」になったそうだ。
「これからの人生においても自然災害をはじめ『想定外』の事態に直面することもあろうが、その困難を乗り越えていくことが大いに期待される。今のところは未知数だが、先輩の胸を借りる(接木)などしながらその個性や能力(種子や穂)を育てていけば、やがてはどんな部署でもやっていける(移植)だろうし、他の仲間とつながって大きく育っていく(松原)だろう」――吉川氏が指摘するように「今回の発表では全体的に新入社員をべた褒め」だ。
「少子高齢化が進む日本社会で、上から目線でものを言い続けて若者から愛想を尽かされることに危機感でも覚えたのだろうか」と吉川氏は分析する。しかし、「同時に発表された昨年の新入社員は『はやぶさ型』」であり、その解説は従来通りの辛口で「方向転換は今年から(あるいは今年だけ)ということ」のようだ。
テレビニュースでは、同じ年の新人をひとくくりにして説明することに無理が生じているため、40周年を迎える次回、平成25(2013)年度版が最後になるのでは、という声が紹介されていた。
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