AndroidやVDIに対応の「秘文」最新版――日立ソリューションズ

オフィスの外でも業務データを使うシーンが広がっていることから、製品ライアンアップを拡充している。

» 2012年04月23日 16時29分 公開
[ITmedia]

 日立ソリューションズは4月23日、暗号化技術などで情報漏えい対策を図る製品の最新版となる「秘文 Version10」を発表した。Android OS搭載機器や仮想デスクトップ環境などに新たに対応、6月29日に発売する。

 秘文 Version10では製品ラインアップに、Android OS搭載機器の内部メモリや外部メディアに保存されたデータを暗号化する「秘文AE SmartDevice Encryption」を追加したほか、メディア暗号化の「秘文AE Information Cypher」およびデバイス制御の「秘文AE Information Fortress」を仮想デスクトップ環境(Citrix XenDesktop/VMware View)に対応させた。

 これにより、Androidスマートフォンやタブレット端末のデータの悪用を抑止でき、仮想デスクトップ環境では情報漏えい経路となりやすい外部メディアや印刷、メール、Webに対して実際のPCと同様の対策が講じられるようになった。

 また、ファイル単位でデータの持ち出しを制御する「秘文 Server Extension」および、ファイルの機密レベルを設定・管理する「秘文AE SecurityPolicyEnforcer ServerAgent」も製品ラインアップに追加した。ファイルの重要度に応じて、その利用範囲をきめ細かく制限できるという。

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