日立製作所とグループ各社は、電力使用量をリアルタイムで監視・集計する統合システムを6月から運用する。
日立製作所は5月7日、グループ企業の電力大口需要拠点239カ所を対象に電力使用量をリアルタイムで監視・集計する統合システムを構築、6月から運用を開始すると発表した。
システムは電力使用量を自動集計して、その結果をグループイントラネットで1時間おきに公開する。全社員が閲覧でき、電力の使用状況を可視化することで社員の節電意識を高めるのが狙い。
昨夏の電力使用制限で同社は、共同使用制限スキームを適用して休日輪番や夏季休暇の分散・追加を組み合わせることで、使用制限対象時間帯でのピークカットを実施したという。今夏は昨年以上に全国の広範な地域で電力不足が予測されることから、同システムや低消費電力機器の活用でよりきめ細やかな節電に取り組むとしている。
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