モバイルの収益化を急ぐFacebookが、株式公開の日にモバイルソーシャルギフトサービスを手掛けるKarmaを買収した。
米Facebookは5月18日(現地時間)の株式公開後、モバイルソーシャルギフトサービスを手掛ける米Karmaを買収した。Karmaが公式ブログで発表した。
Karmaは2011年創業の、サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。Facebookユーザー向けに、Facebookの友達のライフイベント(誕生日や卒業、結婚、出産など)に、相手に合わせたギフトを贈るためのモバイルアプリ(iPhone/Android)を提供している。アプリは誕生日やステータスアップデートのある友達のリストと、提携ショップからのギフト候補を表示し、ユーザーはそれぞれの相手に向いたギフトを絞り込んで、デジタルなギフト券をFacebook上やメール、テキストメッセージで相手に贈ることができる。ギフト券を受け取ったユーザーは、他の商品に換えたり、チャリティーに寄付することもできる。
Karmaのサービスは買収後も継続する。同社は公式ブログで「われわれのコミュニティーの素晴らしい情熱とFacebookのプラットフォームを結合させることで、新しい意義のある方法でユーザーを喜ばせることができる」と語った。
Facebookのモバイルからの利用が急増しており、同社にとってモバイルサービスの収益化が急務になっている。Facebookは、昨年末のGowallaの買収を皮切りに、Instagram、Tagtile、Glancee、Lightboxなどのモバイル関連企業を買収している。
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