映画「マイノリティ・リポート」のようなジェスチャー入力を実現するコンパクトな端末を米Leap Motionが発表した。(動画あり)
米新興企業のLeap Motionは5月20日(現地時間)、MacとWindowsでのジェスチャー入力を可能にする「LEAP」の予約受付を開始した。価格は69.99ドルで、今年の12月か来年の1月に発売の見込み。Mac OS XとWindows 7以降に対応する。
LEAPはUSBメモリサイズのハードウェアで、これをPCに接続してソフトをインストールすると、8立方フィート(約0.23立方メートル)の範囲でのユーザーのジェスチャーを感知し、マウスやキーボードの代わりにジェスチャーで入力できるようになる。同社によると、既存のジェスチャー入力装置より200倍正確で、100分の1ミリ単位の動きを感知できるという。
ユーザーは、ジェスチャーでクリック、スクロール、ドラッグ&ドロップ、ピンチ&ズームといった基本操作を行える。アーティストはスタイラスをエミュレートして3D画像を描いたり、ゲーマーはシューティングゲームを従来よりリアルな感覚で楽しめるとしている(記事末の紹介動画を参照のこと)。
Leap Motionは、LEAP対応アプリ作成のためのSDKと端末を無料で提供する計画だ。希望する開発者はこちらから申し込める。
LEAPの技術は、同社の共同創業者でCTO(最高技術責任者)のデビッド・ホルツ氏が4年かけて開発したという。同氏はノースカロライナ大学チャペルヒル校の数学の博士課程を中断してLeap Motionを立ち上げた。NASAで流体力学の研究をした経験を持つ。
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