AndroidアプリストアのGoogle Playがサブスクリプション(定期購入)に対応した。ユーザーはサードパーティーアプリの雑誌や音楽の定期購入代もGoogle Playでまとめて決済できる。
米Googleは5月24日(現地時間)、Android向けアプリストア「Google Play」のアプリ内課金システムでサブスクリプション(定期購入)式の課金を可能にしたと発表した。
Google Playでは、昨年3月(当時のアプリストアの名称は「Android Market」)から、アプリ内課金システムが使えるようになっているが、これまではゲームのバーチャルグッズの購入やアップグレードなど、消費型の決済しかできなかった。
サブスクリプション形式が追加になったことで、ユーザーは雑誌などの定期購読をアプリ内で申し込み、その購読料をGoogle Playの決済システムでまとめて支払える。ユーザーはGoogle Playの「マイアプリ」リストで各アプリのサブスクリプションを確認したり、簡単にキャンセルできる。サービスに料金改定などの変更があった場合は、Google Playからユーザーにメールで通知が来る。
開発者はこのシステムで、雑誌などだけではなく、バンドル商品やゲームレベル、音楽、動画などあらゆるデジタルコンテンツを販売できる。Googleが提供するHTTPベースのAPIを利用すれば、ユーザーがGoogle Playで定期購入するコンテンツを開発者のWebサイトでも閲覧できるようにすることも可能だ。
Googleによると、Google Playの人気有料アプリのトップ24本のうち23本がアプリ内課金システムを採用しているという。
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