Googleのクラウド型オフィススイート「Google Apps for Business」がISMSの国際規格「ISO 27001」を取得した。
米Googleは5月28日(現地時間)、同社の企業向けクラウド型オフィススイート「Google Apps for Business」がISO 27001の認証を取得したと発表した。
ISO 27001は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格。審査では、組織が保護すべき情報資産について、機密性、完全性、可用性をバランス良く維持しているかどうかが重視される。
Google Apps for Businessは、SSAE16(米国保証業務基準第16号)Type IIおよびISAE 3402(国際保証業務基準第3402号)も取得している。また、「Google Apps for Government」は米連邦情報セキュリティ管理法(FISMA)の認定を取得している。
Googleは、セキュリティは近年、企業がクラウドサービスを採用する主な理由の1つになっており、企業はGoogleのようなクラウド事業者が、自社では難しい規模のセキュリティを構築できることを認めつつあるとしている。
なお、Google Appsの競合に当たる米Microsoftの「Office 365」および米Amazon.comの「Amazon Web Services(AWS)」は既にISO 27001を取得している。
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