日本IBM、リアルタイム処理対応の非構造化データ分析ソフトを発売

「IBM InfoSphere Streams」を同梱した「IBM InfoSphere BigInsights」最新版を発表した。

» 2012年06月14日 13時49分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは6月14日、大容量の非構造化データを処理するソフトウェア製品の最新版「IBM InfoSphere BigInsights V1.4」を発表した。リアルタイムのデータ分析を可能にするミドルウェア製品「IBM InfoSphere Streams」を同梱する。

 InfoSphere BigInsights V1.4は、Hadoopを用いた分散処理と同社の「ストリーム・コンピューティング」技術を用いたリアルタイム処理に対応したことで、多種・大量のビッグデータの中からユーザーが必要とする分析情報を短時間で得られるようになるという。例えば、クレジットカード会社では過去の使用履歴やテキストによるログ情報からクレジットカードの不正利用を迅速に検知できるとしている。

 販売価格は従来と同じ111万円(税別)から。15日に提供を開始する。また、開発者向けに処理可能なデータ容量を20テラバイトに抑えた「スターター・キット」(税別)も提供する。

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