モバイルブラウザ「Dolphin Browser」のMoboTapが、Androidのデフォルトブラウザの10倍、Chrome Betaの2倍速いという新ブラウザ「Dolphin Engine」のβ版を公開した。
モバイルブラウザメーカーの米MoboTapは6月19日(現地時間)、米GoogleのAndroid向けHTML5対応ブラウザ「Dolphin Engine」のβ版を公開した。まだβ版のためGoogle Playには登録されていないが、Webサイトからダウンロードできる。
Android 2.3(コードネーム:Gingerbread)以降に対応する(具体的な対応機種リストはこちら)。
MoboTapはiPhoneおよびAndroid向けに「Dolphin Browser」を提供しており、同社によるとユーザー数は現在1200万人以上。Dolphin EngineはWebKitエンジンを改良し、canvas、2D context、テキストレンダリングを高速化したことで“最速のHTML5ブラウザ”になったという。
同社は、Dolphin EngineはAndroidにプリインストールされている「ブラウザ」の5〜10倍、「Chrome for Android Beta」の2倍速いとしている。また、HTML5のサポートレベルを判定するサイトHTML5test.comの判定では、OperaやChrome Betaより高い450を獲得した。
公式YouTubeページには、ブラウザ、Chrome、Dolphin Engineの比較動画が掲載されている。
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