Google、Motorolaの4000人を削減

Googleが、5月に買収完了したMotorola Mobilityの約2割の従業員を削減し、収益力強化を図る。リストラコストは2億7500万ドル以上になる見込みだ。

» 2012年08月14日 08時47分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは8月13日(現地時間)付の米証券取引委員会(SEC)への提出文書で、5月に買収を完了した米Motorola Mobilityの全社員約2万人の20%を削減することを明らかにした。約4000人の3分の2は米国外の従業員が対象になる。

 Motorolaは世界に90ある拠点の約3分の1を統廃合し、製品ポートフォリオをこれまで以上にフィーチャーフォンからスマートフォンにシフトしていく。こうしたリストラにより、過去16四半期中14四半期が赤字だった同社の黒字化を図る。

 Googleは、削減対象になる従業員への退職手当や求職活動支援を含むリストラコストが2億7500万ドル以上になるとみている。このコストのほとんどを第3四半期(7〜9月)に計上する見込みだ。

 GoogleはMotorolaを約124億ドルで買収した。同社は第2四半期(4〜6月)決算からMotorolaの業績を反映している。同四半期のMotorolaの売上高は12億5000万ドル、営業損益が2億3300万ドルだった。

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