通信・メディア分野でサーバ出荷額が大幅増 IDC

IDC Japanは国内サーバ市場の産業分野別動向を発表した。2011年は通信・メディアや製造が好調だった。

» 2012年08月28日 11時36分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは8月28日、国内サーバ市場(スーパーコンピュータ「京」は除く)の産業分野別動向を発表した。2011年は製造業や通信・メディア業でサーバ出荷額が伸びたことが分かった。

国内サーバ市場 産業分野別出荷額構成比 2011年(出典:IDC Japan) 国内サーバ市場 産業分野別出荷額構成比 2011年(出典:IDC Japan)

 IDCでは産業分野を金融、製造、流通・小売、通信・メディア、ITサービス、官公庁、文教、その他の8種に分類。2011年のサーバ市場の出荷額構成比は、製造が19.8%、金融が18.7%、通信・メディアが15.4%を占めた。出荷額の前年比については、製造が1.4ポイント、通信・メディアが2.5ポイント上昇した一方、金融は3.1ポイント減少した。

 特に通信・メディアは2003年以降で最大の構成比を記録した。2011年の出荷額の成長率は前年比14.4%増で、8分類の産業分野では最も高い成長を示した。背景には、スマートフォンの普及によるインターネットアクセスの急増で、通信制御やインターネットビジネス向けのサーバ導入が増えたことがある。

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