Twitterの新ルールによりクライアントアプリで使えるユーザートークンが10万件までに制約されているため、「Tweetbot for Mac」β版の提供をα版アカウント所有者のみに限定する。
iPhone版有料Twitterクライアント「Tweetbot」を手掛ける米Tapbotsは8月31日(現地時間)、Mac版Twitterクライアント「Tweetbot for Mac」のβ版(バージョン0.8.0)を公開した。ただし、利用できるのはα版のユーザーアカウント所有者のみだ。この制限を設けたのは、米Twitterが17日に発表した開発者向けガイドラインとAPI変更に対処するためで、Mac版クライアントの正式版は予定通り一般に向けてリリースするという。
同社は7月11日に「Tweetbot for Mac」のα版を公開したが、8月28日に提供を終了した。その理由を、ユーザーが継続して使い続けるかどうか分からないα版で、Twitterが新ルールで「クライアントアプリの場合10万件まで」と規定している貴重なユーザートークンを消費してしまうことを避けるためと説明した。試用してみて継続使用をやめたとしても、わざわざユーザートークンを削除してくれるユーザーは少ないからだ。
公式ブログのリンク先からβ版をダウンロードすることはできるが、α版で作成したアカウント情報データがないとβ版はインストールしても使えない。
変更履歴:最後の段落の説明が不正確だったので修正しました。[2012/9/3 10:50]
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