Google、時価総額で初のMicrosoft超え

ITの主流がPCからモバイルにシフトする中、Googleの時価総額が初めてMicrosoftを超え、IT企業としてAppleに次ぐ世界第2位となった。

» 2012年10月02日 07時33分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleが10月1日(現地時間)、時価総額で初めて米Microsoftを抜き、米Appleに次ぐ世界2位のIT企業になった。米Bloombergが報じた。

 1日のGoogleの終値は約1%高の761.780ドルで時価総額は約2499億ドル。一方のMicrosoftの終値は約1%安の29.49ドルで、時価総額は約2478億ドルとなった。本稿執筆現在(日本時間の2日午前7時)の時価総額は、Googleは変わらず約2499億ドル、Microsoftは約2472億ドルに下がった。

 mcap Google(左)とMicrosoft(右)の株価推移。最下行が時価総額(資料:Bloomberg)

 IT企業トップのAppleの時価総額は、8月21日に過去最高の6235億ドルを記録した後、新モバイルOSに搭載するマップアプリの不具合などの影響でゆるやかに下がっているものの、現在も約6181億ドルとGoogleに大きく差をつけている。

 IT作業の主流端末がPCからスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末にシフトする中、Microsoftはモバイル市場で後れを取っている。同社は間もなく、タブレットにも搭載できる次期OS「Windows 8」および新モバイルOS「Windows Phone 8」をリリースする。

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