コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は2016年に1145億円規模に――IDC調査

グループウェアやWebコンテンツ管理アプリケーションなどの「コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション」市場は、2011〜2016年に年率3.6%で成長し、2016年には1145億円規模になると予測している。

» 2012年10月11日 23時28分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは10月11日、グループウェアやWebコンテンツ管理アプリケーションなどで構成される「国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場」に関する予測を発表した。2011年の同市場は前年比2.6%増の961億2900万円だった。2011年以降は年率3.6%で成長し、2016年には1145億4600万円規模になると予測している。

 2011年の同市場の内訳は、コラボレーティブアプリケーションが前年比0.8%増の560億4400万円、コンテンツアプリケーションが同5.2%増の400億8600万円だった。

 コラボレーティブアプリケーション市場では、メールやグループウェアなどのSaaS移行に伴って成長率が鈍化する中、企業向けソーシャルツール市場が大きく成長。また、災害対策や事業継続性計画(BCP)策定に関連し、会議アプリケーションも好調だったという。

 コンテンツアプリケーション市場では、Webコンテンツ管理アプリケーションやWebサイト構築関連のアプリケーションなどが堅調に成長したという。「社内外向けのWebサイト構築/運用に関連するソリューションが顧客の支持を獲得したことが成長率を支える材料になった」と同社は分析している。

photo 国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場 売上額予測:2011〜2016年(出典:IDC Japan)

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