2012年の国内ITサービス市場は前年比1.6%の4兆9229億円規模と、4年ぶりのプラス成長が見込まれる。
IT調査会社のIDC Japanは10月15日、国内ITサービス市場に関する予測を発表した。2012年の市場規模は前年比1.6%の4兆9229億円と、4年ぶりにプラス成長になると見込んでいる。
成長要因としては、製造業における基幹システムの更新投資や、通信事業者によるスマートフォン関連のネットワーク/システム投資などの開発案件が中心になるという。これに伴いIT関連の運用サービスの需要も生まれるものの、価格の低迷でITアウトソーシング市場の回復は緩やかになるとみる。
国内IT市場は2013年以降もプラス成長を継続し、2011〜2016年の年平均成長率は1.8%、2016年の市場規模は5兆2843億円になると同社は予測している。
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