システムの遠隔監視サービスを機能強化 インターネット接続が可能に 日本IBM

日本IBMは遠隔監視サービス「ADAMS」を機能強化し、中小規模システムの企業での採用も進めていく。

» 2012年10月30日 14時54分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは10月30日、サーバやネットワーク機器などシステム全体の遠隔監視サービス「ADAMS(ADministration And Monitoring Service」の機能を強化したと発表した。従来のISDN回線接続に加えて、インターネット接続も利用できるようにしたほか、幕張のIBMデータセンターから提供している同サービスを、災害時には大阪南港のIBMデータセンターに切り替えられるようにした。

 ADAMSは、企業の情報システムに対して24時間365日の有人による遠隔監視を行い、障害発生時には契約内容に基づき技術員の手配までを行うサービス。専用の監視サーバを設置するだけでサービス利用を開始でき、監視対象となる各機器にソフトウェアを導入する必要はない。今回、インターネット接続に対応したことで、コスト抑制が可能になるため、中小規模システムの企業にも導入が進むとみている。

 新機能の追加は、全メニューを提供する「ADAMS 2000」と簡易版の「ADAMS-Lite」の双方に行う。災害対策環境での利用に関して、ADAMS-Liteでサーバ10台以下の最小構成の場合、月額7万円(税別)から。災害対策オプションは個別見積もり。

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