SaaS型のマーケティング支援サービスを提供 日本IBM

顧客の行動分析機能や電子メールによるマーケティング機能などを統合したクラウドサービスを日本IBMが販売開始した。

» 2012年11月20日 15時26分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは11月20日、企業のマーケティング活動を支援するクラウドサービス「IBM Marketing Center」を販売開始した。

 同サービスは、Webサイト上の顧客行動を分析する機能や、個々の顧客に応じたコンテンツをWebサイトに表示する機能、電子メールによるマーケティング機能などを統合し、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)で提供するというもの。

 例えば、マーケティング担当者が、商品の販売を促進するためのキャンペーンを開始したい場合、まずその商品に対する過去のWeb購買履歴を分析し、キャンペーンの対象者を絞り込む。ソーシャルメディアから商品を購入することが多い顧客にはソーシャルメディア、モバイルアプリからの商品購入が多い顧客にはモバイルなど、便利なチャネルから購入できるように、電子メールやWebサイトのコンテンツをそれぞれに応じたものにする。電子メール送信やWebサイト更新のスケジュールを定義し、テストを行った後、Marketing Centerが自動的に実行する。販売状況だけでなく、電子メール、Webにおけるどのような活動が販売効果をもたらせているかを数値やグラフで確認できるという。

 料金は、月間のサーバ呼び出し回数(Webサイトへのアクセス数)や送信する電子メール件数に応じて設定。例えば、Webサイトへのアクセスが月間900万件以下、メール送信が月間20万件以下の構成で、年間1000万円程度になる。

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