Hadoopと連携したCOBOL開発・運用ソフトウェアを発表 富士通

富士通はCOBOL開発および運用ソフトウェアの新製品「NetCOBOL V10.5」を販売開始した。

» 2012年12月05日 15時14分 公開
[ITmedia]

 富士通は12月5日、COBOL開発および運用ソフトウェアの新製品「NetCOBOL V10.5」を販売開始した。分散処理技術「Apache Hadoop」との連携が特徴だ。

 新製品は、NetCOBOLで開発したバッチアプリケーションや他社のCOBOLで開発されたバッチアプリケーションを、再コンパイルによりHadoopで並列分散処理できるため、既存のCOBOLデータやアプリケーションに手を加えることなく、バッチ処理時間を大幅に短縮することができるという。例えば、128ギガバイトのデータを16多重で集計した場合、Hadoopとの組み合わせで従来と比べてバッチ処理時間を約3分の1に短縮した。Hadoopベースの富士通製品「Interstage Big Data Parallel Processing Server」との組み合わせでは、約18分の1に短縮した。

従来システムとの比較 従来システムとの比較

 同社のパブリッククラウドサービス「FGCP/S5」やアマゾンウェブサービスの「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」、「Amazon Elastic MapReduce(Amazon EMR)」上でも動作する。FGCP/S5では、月額のクラウドサービスとしても利用可能。

 価格は、NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ V10.5 Linux版が168万円(税別)から、同運用パッケージ V10.5 Linux版が128万円から。クラウド型は、それぞれ月額8万4000円、6万4000円からで、2013年2月に提供開始予定。

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