AdobeがFlash Playerの更新版公開、深刻な脆弱性に対処

Flash Playerの更新版がWindows、Mac、Linux、Android向けに公開された。

» 2012年12月12日 07時17分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Adobe Systemsは12月11日、Flash Playerの更新版を公開し、複数の深刻な脆弱性に対処した。また、ColdFusion 10の脆弱性に対処するホットフィックスも公開している。

 同社のセキュリティ情報によると、Flash Playerの更新版では3件の脆弱性に対処した。悪用された場合、クラッシュを誘発され、攻撃者にシステムを制御される恐れがある。これら脆弱性はWindows、Mac、Linux、Android向けのFlashが影響を受けるが、特にWindowsでは優先度「1」と位置付け、直ちにアップデートを適用するよう呼び掛けている。

 脆弱性を修正したFlash Playerの最新版は、11.5.502.135(Windows向け)、11.5.502.136(Mac向け)、11.2.202.258(Linux向け)、11.1.115.34(Android 4.x向け)、11.1.111.29(Android 3.x/2.x向け)、11.5.31.5(Google Chrome向け)、11.3.377.15(Windows 8上のIE 10向け)の各バージョンとなる。また、Adobe AIRはWindows向けの3.5.0.880、Mac向けの3.5.0.890が、それぞれ脆弱性を修正した最新版となる。

 一方、ColdFusion 10のホットフィックスでは、「共有ホスティング環境におけるサンドボックスのパーミッション違反」の脆弱性に対処した。この問題はWindows、Mac、UNIX向けのColdFusion 10までのバージョンが影響を受けるという。

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