大手企業のTwitterアカウントが相次いで乗っ取られたことを受け、Twitterがパスワードセキュリティ対策を紹介している。
大手企業のTwitterアカウントが乗っ取られて虚偽のツイートが投稿される事件が相次いだことを受け、米Twitterが他人にパスワードを知られないための注意事項を掲載し、ユーザーに対策を促している。
この問題ではBurger KingのTwitterアカウントが現地時間の2月18日に乗っ取られ、McDonald'sのロゴや写真が掲載されたり、虚偽のツイートが投稿されたりした。報道によれば、翌19日にはJeepのTwitterアカウントも乗っ取られ、「Cadillacに売却された」などとする虚偽のメッセージが掲載されている。
Twitterは、2月19日のブログでこうした被害に遭わないためのセキュリティ対策を紹介した。まずパスワードは大文字と小文字、数字、記号を混ぜて10文字以上で構成するよう指南、別々のWebサイトで同じパスワードを使い回してはいけないと釘を刺した。
ダイレクトメッセージで送られてきたリンクのクリックには慎重になる必要があると助言。パスワードの入力を促された場合はURLをチェックし、Twitter.comのサイトであることを確認してほしいと呼びかけている。
さらに、外部の無名サイトやアプリケーションにユーザー名やパスワードなどの情報を提供してはいけないと述べ、特にフォロワーの獲得や金儲けをうたったアプリは要注意だとした。
OSやWebブラウザは常にパッチを当てて最新の状態に保った上で、ウイルス対策ソフトを利用するよう呼び掛けている。
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