小林製薬、新会計システムにオラクルのERPパッケージを採用導入事例

海外展開と国際会計基準等の制度変更への対応を目的に、小林製薬が会計システムを刷新した。新会計システムには、オラクルのERPパッケージ「Oracle E-Business Suite」を採用している。

» 2013年04月10日 18時22分 公開
[ITmedia]

 小林製薬が会計システムを刷新し、自社とグループ会社向けの新会計システムに、オラクルのERPパッケージ「Oracle E-Business Suite」を採用した。日本オラクルが4月10日、発表した。

 同社の会計システム刷新の目的は、国際会計基準等の各種制度変更への早期対応と、海外展開の強化にともなうグローバル対応だ。上記の目的に加え、ビジネス環境の変化に対する柔軟性や、メンテナンスを考慮したオープン性を評価し、2013年1月に「Oracle E-Business Suite R12.1」を採用した。

 小林製薬ではOracle E-Business Suiteの一般会計機能「General Ledger」、買掛管理機能「Account Payable」、固定資産管理「Fixed Asset」、複数元帳・複数会計基準仕訳生成エンジン「Financials Accounting Hub」を利用し、グループの会計システムを統一した。グローバル対応に加え、ガバナンスの強化、管理会計の高度化も期待しているとしている。

 今回の小林製薬の新会計システムの導入プロジェクトは、富士通が構築を担当した。日本オラクルは、オラクル製品を活用したシステムの構築手法について、本プロジェクトの円滑な推進を支援している。

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