Dropboxが買収したiOS向けGmailアプリ「Mailbox」の100万人以上の待ち行列が一気に解消し、すぐに使えるようになった。
米Dropboxは4月16日(現地時間)、iOS向けGmailクライアントアプリ「Mailbox」をアップデートし、待ち行列を解消して誰でもすぐに使えるようにしたと発表した。
Mailboxは、Dropboxが3月15日に買収を発表したOrchestraが2月に公開したGmailクライアントアプリ。後で返事をしようとするメールを指定した日時に通知してくれる機能や、スワイプでのメール管理機能などが特徴だ。
クラウドベースのサービスであるため、サーバのパフォーマンスとのバランスをみながらこれまではユーザー数を制限してきたが、“10週間にわたるハードワークの結果”、1日当たり1億件以上のメッセージ配信に対応できるようになったという。3月中旬の時点での待ち行列は約130万人だった。
OrchestraはDropboxによる買収を発表した際、Dropboxはサービスのスケーリングの豊富な経験を持ち、ユーザーのデータを管理するエキスパートであると評した。Dropboxは今後、MailboxをiOSとGmail以外の製品にも対応させていくとしている。
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