ジュニパー、セキュリティ脅威の分析に基づく対策サービスを発表

サイバー攻撃者の特性に着目した「Junos Spotlight Secure」サービスと連携するソフトウェア製品などを提供する。

» 2013年04月18日 07時30分 公開
[ITmedia]

 ジュニパーネットワークスは4月16日、セキュリティ脅威を分析するクラウド型サービスの「Junos Spotlight Secure」と、これと連携するセキュリティ製品群を発表した。データセンターおよび一般企業向けに提供する。

 Junos Spotlight Secureではサイバー攻撃者をデバイス単位で特定することに主眼を置き、200以上の独自の属性に基づいて攻撃者のデバイスを追跡するためのフィンガープリントを作成する。この情報を同社製品に迅速に反映させていく。

 このサービスを利用する製品として提供するのが、「Junos WebApp Secure」と「SRXシリーズ サービスゲートウェイ」。Junos WebApp Secureは、従来は「Mykonos」として提供していたもので、アプリケーションサーバとファイアウォールの間に展開する。Junos Spotlight Secureの情報を活用することで、IPアドレスベースの対策に比べてより精度の高い対策が可能になるという。SRXシリーズ サービスゲートウェイでもJunos Spotlight Secureの情報を活用できるようになり、特にボットネットや大規模なWeb攻撃への対策が強化されるとしている。

 このほかに同社は、「Junos DDoS Secure」も発表。買収したWebscreen Systemsの幾つかの機能を製品化したもので、WebサイトやWebアプリケーションでのDDoS(分散型サービス妨害)からの保護機能を提供する。

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