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» 2013年06月17日 17時22分 公開

国内外付型ディスクストレージ市場は前年比0.7%増、IDC調べ

IDC Japanは、国内外付型ディスクストレージシステム市場の2012年の実績と2017年までの予測を発表した。

[ITmedia]

 IDC Japanは6月17日、国内の外付型ディスクストレージシステム市場の2012年実績と2017年までの予測を発表した。これによると、2012年の同市場の売上額は前年比0.7%増の1691億900万円で、出荷容量は同28.3%増の903ペタバイトとなった。また、2012〜2017年の年間平均成長率は売上額で1.8%、出荷容量で41.1%と予測している。

 2012年の同市場は売上額で2年連続のプラス成長だった。セグメント別の売上額は、メインフレーム・ディスクストレージシステムでは前年比11.3%減だったが、オープンシステム・ディスクストレージシステムが同2.8%増となり、全体では同0.7%増となった。オープンシステム・ディスクストレージシステムは2010年から3年連続のプラス成長となり、メインフレーム向けの落ち込みを、オープンシステム向けの成長でカバーする成長パターンがより明確になっている。

 また、国内オープンシステム・ディスクストレージシステム市場の2012年動向は、通信キャリアの大型投資の有無によって、四半期単位でみるとアップダウンが激しい年でもあった。そうした大型投資を除くと、サーバ仮想化/デスクトップ仮想化環境向けビジネスやNASを主体としたファイルストレージビジネスが、オープンシステム・ディスクストレージシステム市場の成長を支えている。2012年に国内外付型ディスクストレージシステム市場でシェアを伸ばしたベンダーの多くが、仮想化環境向けやファイルストレージの市場において成長を実現している。また、2012年の出荷容量の成長率が前年比28.3%増の伸びにとどまったのは、2011年に大量の容量が出荷された大型投資(理化学研究所の「京」コンピュータなど)の反動が影響しているという。

 I2012〜2017年における年間平均成長率は売上額で1.8%、出荷容量で41.1%と予測。同社ストレージ/サーバー/IPDS/PCs グループディレクターの森山正秋氏は、「同市場において成長する分野がより明確になってきた。仮想化環境やファイルストレージなど成長分野でビジネスを成長させるエコシステムをいち早く構築することが重要になる。2013年以降は、このエコシステム構築の成否によってベンダーにおける成長性の差が広がることが考えられる」と分析している。

国内外付型ディスクストレージシステム市場の予測:2011年〜2017年(出典:IDC Japan)

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