セキュリティアプライアンスやファイアウォールなどの製品に、コマンド挿入やサービス妨害の脆弱性が存在する。
米Cisco Systemsは6月26日、セキュリティアプライアンスやファイアウォールなどの製品に関する4件のセキュリティ情報を公開し、コマンド挿入やサービス妨害(DoS)などの脆弱性に対処した。
同社のセキュリティ情報によると、脆弱性が存在するのは「Cisco Email Security Appliance」「Cisco Content Security Management Appliance」「Cisco ASA Next-Generation Firewall(NGFW)」「Cisco Web Security Appliance」の各製品。
このうち、Email Security ApplianceとContent Security Management Appliance、Web Security Applianceに共通する「IronPort AsyncOS Software」には、認証されたコマンド挿入の脆弱性や、DoSの脆弱性など複数の脆弱性が存在する。
認証されたコマンド挿入の脆弱性を悪用された場合、リモートの攻撃者が昇格された権限で任意のコマンドを実行できてしまう恐れがある。危険度は共通指標のCVSSベーススコアで9.0(最高値は10.0)と評価されている。
一方、NGFWにはサービス妨害(DoS)の脆弱性が存在する。CVSSベーススコアは7.8。
Ciscoは各製品についてソフトウェアアップデートを公開し、これら脆弱性に対処している。
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