企業のXP利用はいまだ4割、リプレース需要は堅調な動き

ジーエフケーによれば、2013年上半期の法人向けPC販売は、Windows XPのリプレース重要によって前年比13%増を記録した。

» 2013年08月13日 18時27分 公開
[ITmedia]

 調査会社のジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは8月13日、2013年1〜6月期のB2B市場におけるPC販売動向を発表した。期間中の販売数量は前年比13%増となり、特に6月は25%増と高い伸びをみせた。

従業員規模別 XP搭載PCの割合(出典:ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン)

 同社によるとPC販売は、2014年4月にMicrosoftによるサポートが終了するWindows XPのリプレース重要により、年初から活況を呈している。しかしながら、IT担当者向け調査から6月時点で平均4割のWindows XPが利用されている実態も浮き彫りになった。特に中小企業ではその割合が高いという。

 調査ではリプレースコストやシステムの互換性、データ移行など関する懸念の声が聞かれたものの、回答企業の多くは現在稼働しているWindows XPのPCの半数以上をサポート期限内にリプレースするとした。対策が未着手だったり、サポート終了直前の2014年1〜3月に対策完了を予定したりする企業も多い。

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは、「2013年後半から2014年4月のXPのサポート終了直前まではリプレース需要が底堅いと予測され、2014年4月の消費増税が実施される可能性もあり、直前期に駆け込み需要も見込まれる」と述べている。

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