NEC、Android端末を利用した輸配送業務向け進捗管理サービスを発売

NECとNECシステムテクノロジーは、輸配送業務向けクラウドサービス「ULTRAFIXオプション 輸配送進捗管理サービス」を発売した。

» 2013年09月02日 17時33分 公開
[ITmedia]

 NECとNECシステムテクノロジーは9月2日、配送計画支援システム「ULTRAFIX」の機能強化として、スマートフォンから荷物の出荷から検品、配送完了までの進捗管理を可能にする輸配送業務向けクラウドサービス「ULTRAFIXオプション 輸配送進捗管理サービス」を発表した。

 ULTRAFIXは、荷物の配送指示データをもとに地理的条件や時刻指定、庭先条件(横付け可能な最大車種)などさまざまな物流での制約を加味して、配車計画や配送計画立案を効果的に支援するソフトウェア。陸運業者や製造業・卸売業の物流部門を中心に740以上の拠点に導入されている。

 新サービスのULTRAFIXオプション 輸配送進捗管理サービスは、ドライバーの端末としてAndroid搭載のスマートフォンやタブレット端末を利用し、出荷や検品、不在・事故報告、配送完了までの進捗管理をクラウドサービスで利用できる。荷物の配送状況を正確かつリアルタイムに把握でき、荷主や届け先からの問い合わせへの即時回答や、ドライバー出発後の緊急連絡においても適切な指示が可能になるという。

 また、実際のトラックの動きや作業時間の見える化され、計画と実績のギャップ要因を分析し、業務改善につなげることができるとしている。クラウドサービスとして提供することで、初期投資の抑制とスピーディな導入を可能にしている。

 サービスの利用価格は、最小構成でスマートフォン1台あたり月額1500円(税別)、管理用PC1台あたり同1万5000円。10月からサービス提供を開始する。今後3年間で1万台のスマートフォンによる利用を目指すとしている。

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