オーシャンブリッジが企業向けSNS「Zyncro」最新版をリリース。ユーザー投票機能などを搭載したほか、iPhone用アプリも刷新した。
オーシャンブリッジは9月17日、企業向けソーシャルコラボレーションツール「Zyncro」の最新版の提供を始めた。IPアドレスによるアクセス制限機能やユーザー投票機能などを搭載したほか、ユーザーインタフェースを刷新。iPhoneアプリもリニューアルした。
Zyncroは、タイムライン型のメッセージ機能やファイル共有機能などを備えるソーシャルコラボレーションツール。社内での情報共有ツールとして使えるほか、外部のメンバーを「ゲスト」として招待できる機能も搭載。社内外のメンバーとディスカッションしながらプロジェクトを進めるのに役立つという。
情報共有の仕組みはFacebookなど他のSNSと似ているが、Zyncroはファイル管理に特徴がある。多くのウォール型SNSでは古いファイルが流れていってしまうのに対し、Zyncroではフォルダ型のファイル管理システムを搭載。バージョン管理機能も備え、ユーザーが目当ての最新ファイルを見つけやすい仕組みになっている。
最新版(バージョン4.0.1.4)は、ユーザーが指定したIPアドレスからのアクセス制限機能を備え、セキュリティ対策を強化した。また、Zyncro内のユーザーコメントに対して「賛成」「反対」の投票ができる機能も搭載。ユーザーインタフェースを見直し、管理者向けにメインメニューのカスタマイズ機能も用意した。
iPhone用アプリも刷新した。ユーザーインタフェースを2カラム形式に変更してメニューを呼び出しやすくしたほか、アプリ内の処理速度も向上。さらに、フォルダの作成やファイルのアップロード、外部公開用URLの生成もアプリ内で行えるようにした。
クラウド版とオンプレミス版の両方を提供する。基本料金は1ユーザー当たり年額7200円からで、ストレージ料金は10Gバイト当たり年額4800円から。なお、5ユーザー・1Gバイトまでは無料で利用できる。
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