オーシャンブリッジ、スペイン発のソーシャルウェア「Zyncro」を提供開始

5日10日にオーシャンブリッジが提供開始した企業向けクラウドサービス「Zyncro」は、SNSにDropboxのようなファイル共有機能を付加しビジネス利用を見据えたものだという。

» 2011年05月10日 20時41分 公開
[石森将文,ITmedia]
オーシャンブリッジの高山社長

 オーシャンブリッジは5月10日、スペインのZyncro Techが開発した企業向けクラウドサービス「Zyncro(ジンクロ)」の国内提供開始について、報道陣に対し説明を行った。

 TwitterやFacebookが提供するようなコラボレーション環境(SNS)を軸とするZyncroだが、そこにDropboxのようなファイルの共有と同期機能(ファイル同期は今後国内提供予定)を加えているのが特徴。グループメンバーに限定したファイル共有や、ファイル内の全文検索(有償版のみ)、プレビューなどに対応する。欧米の既存顧客からは「意思疎通のスピードが上がった」「データを記録メディア経由でやり取りすることが激減した」といった声が上がっているという。

 オーシャンブリッジの高山知朗社長は「ソーシャルサービスの浸透が進み、5年後には電子メールを抜いてビジネスコミュニケーションの主流になるのではないか。だが現時点のソーシャルサービスは、セキュリティやコラボレーション、そしてファイル共有機能が十分とは言えない。Zyncroはエンタープライズソーシャルコラボレーションツールとしてそういった課題を解決できる」と話す。

 価格体系はフリーミアムモデルをとる。5ユーザー/1Gバイトまで利用できるスモールビジネスエディションは無料で提供し、60ユーザー/960Gバイトまで利用できるビジネスエディションは1ユーザー当たり700円/月からとなる。それを超える場合はエンタープライズエディションとなり、個別見積りで対応する。

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