8月に登場した紛失したAndroid端末を探すサービス「Android デバイス マネージャー」に、リモートロック機能が追加された。新たな解除用パスワードを設定してロックする。
米Googleが8月に提供を開始した「Android デバイス マネージャー(ADM)」に、端末のリモートロック機能が追加された。公式発表はまだないが、既に使えるようになっている。
ADMは、米Appleの「iPhone(iPad)を探す」と同様に、紛失したAndroid端末の位置をPCの地図で表示したり、リモートで音を鳴らしたり、盗難に遭った際などにリモートワイプでデータを消去できるサービス。これまでリモートロック機能はなかった。
ロックするには、新しく追加された「Lock」をクリックし、ロック解除のためのパスワードを入力して[Lock]をクリックする。ここで入力するパスワードとしてはGoogleアカウントのパスワードなどを使わないようGoogleは勧めている。
このパスワードはあらかじめ端末に設定してあるパスワードやPINをオーバーライドするので、例えばショルダーハッキングで端末に設定してあるパスワードを盗まれていたとしてもロックできる。
ロックされると、端末に電源が入っていてもスリープし、パスワードを入力しないと稼働しなくなる。機内モードになっている場合は、再接続されるとパスワードが必要になる。
パスワードを数字のみにすると右図のようにテンキーが表示され、文字も含まれると入力枠が表示される。
一度パスワードを設定すると、スリープから起動するたびにパスワードの入力が必要になるが、端末の[設定]→[セキュリティ]→[電源ボタンですぐにロックする]のチェックを外せば解除できる。
なお、ADMを使うには端末側での設定が必要だ。設定方法についてはGoogleのヘルプを参照されたい。
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