Facebook、「私のタイムラインを名前で検索できる人」を完全廃止へ

グラフ検索の米国での提供完了から1カ月、これで全ユーザーを名前で検索できるようになる。

» 2013年10月11日 08時16分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Facebookは10月10日(現地時間)、プライバシー設定のための1機能「私のタイムラインを名前で検索できる人」を完全に廃止すると発表した。

 これは、Facebookに登録した名前をFacebook内で検索されても検索結果に自分の名前が表示されないようにする機能だ。同社は昨年12月にこの機能を廃止したが、その時点でこの機能を利用していたユーザーは利用を継続できた。

 この機能を利用していたユーザーには以下のようなプッシュ通知が表示されるようになり、「Okay, I Understand」をクリックすると、この設定が無効になる(クリックするまで何度でも表示される)。

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 Facebookは12月に廃止の理由を、この項目で設定していても他の多数の方法でユーザーを探すことはできるので、あまり意味がないと判断したと説明した。

 同社が8月に米国ユーザー向けに提供を完了した「グラフ検索」では、タイムラインの「基本データ」に入力して「公開」設定にした情報はすべて検索可能だ。

 同社はユーザーが意図せず自分の情報を公開してしまわないよう、「公開」設定(デフォルトは「公開」になっている)で投稿しようとすると、「公開での投稿は、(あなたの知り合いだけでなく)誰でもあなたの投稿を見られるということです」という警告を表示するようにする。

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 また、「プライバシー設定」の「私のコンテンツを見ることができる人」に2クリックで過去の自分の全投稿の共有範囲を一括で制限できるボタンが追加された。設定すると、「公開」だった投稿もすべて「友達」に変更される。

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 一括変更した過去の投稿を元の設定に戻す場合は、個別に設定を変更する必要がある。

 グラフ検索では、投稿に含まれるテキストも検索できるので、例えば「アイティメディアを訪問しました」と公開設定で投稿すると、グラフ検索で「アイティメディア」を検索するとその投稿が検索結果として表示される。

 なお、プロフィール写真とタイムラインのカバー写真は公開設定にしかできない。

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