Twitterの上場先はNASDAQではなくNYSE

Twitterが上場先として、昨年のFacebookの株式公開初日にシステム障害を起こしたNASDAQではなく、ニューヨーク証券取引所(NYSE)を選んだ。

» 2013年10月16日 09時21分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Twitterは10月15日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に先月提出したIPO(新規株式公開)に必要な申請書類「S-1」をアップデートした。

 これにより、同社の上場先がニューヨーク証券取引所(NYSE)であることなどが明らかになった。

 同社と競合する米Facebookは昨年、上場先にNASDAQを選んだが、上場初日にシステム障害が発生した。

 今回のアップデートでは、同社の7〜9月期の月間アクティブユーザー数が前年同期比39%増の約2億3200万人だったことや、2013年1月〜9月の売上高は前年同期間比106%増の4億2220万ドルで、純損失は89%膨らみ、1億3390億ドルだったことなども明らかになった。

 TwitterのIPOは、Facebookが2012年6月に株式を公開して以来、最も期待されているIPOの1つだ。Twitterはここ3年は多額の損失を計上しているが、広告収入の増加で投資家にアピールしたい考えだ。

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