「SAP Mobile Platform 3.0」ではこれまで個別提供していたツール群を統合し、HTML5やODataなど業界標準技術への対応を強化している。
SAPジャパンは12月3日、モバイルアプリケーション開発環境製品の最新版となる「SAP Mobile Platform 3.0」をリリースした。企業向けアプリ開発の「Sybase Unwired Platform」「Agentry」とコンシューマー向けアプリ開発の「Sybase Money Mobiliser Platform」を統合し、1つの環境で企業向けとコンシューマー向けの両方のアプリ開発が可能になった。
SAP Mobile Platformは、企業の業務システムとの連携も考慮したモバイルアプリを開発するためのもので、アプリの管理や分析・レポート、プッシュ通知やオフライン機能などのモバイル特有の機能を取り入れたiOS、Android、Windows Phone 8などのアプリを開発できる。
また、最新版ではHTML5やOData、HTTP REST、OSGi Spring、Cordovaといった業界標準のオープン技術への対応を強化。UI開発ツールの「SAP AppBuilder」も併せて提供し、HTML5ベースのテンプレートを活用して、ドラッグ&ドロップとクリック操作によるHTML5のモバイルアプリを短期間に開発できるという。
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