KDDIとラックがセキュリティで協業強化、出資比率も増強へ

企業顧客が社内でセキュリティ監視を行えるためのサービス開発などを目的に協業体制を強化し、KDDIによるラックへの出資比率も31.1%に高める。

» 2013年12月09日 16時38分 公開
[ITmedia]

 KDDIとセキュリティ企業のラックは12月9日、両社間での業務提携および資本提携を強化することで合意したと発表した。

 両社は2007年に協業と資本提供をスタートし、KDDIのネットワークサービスとラックのセキュリティ監視センター(SOC)サービスを組み合わせた企業向けのネットワークセキュリティサービスなどを展開している。今回の協業強化により、両社ではSOC事業をさらに拡充するほか、企業内部でのセキュリティ監視を対象としたサービスの開発・提供、サポート、コンサルティングといったサービスを展開していくという。

 また、KDDIはラックの筆頭株主で創業者の親族による資産管理会社の株式(一部は親族に譲渡)を取得することで、ラックに対する出資比率を31.1%(直接保有の5.3%を含める)に増強する。これを受けてラックは、KDDIからの人材の受け入れを検討している。

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