広域ネットワークをSDN化する新技術を開発――NECやNTT、富士通、日立ら5社

NEC、NTT、NTTコミュニケーションズ、富士通、日立の5社は、広域ネットワークのSDN化につながる基本技術を確立したと発表した。

» 2014年03月07日 18時23分 公開
[ITmedia]

 NEC、NTT、NTTコミュニケーションズ、富士通、日立は3月7日、広域ネットワークをSDN(Software-Defined Network)化するための基本技術を確立したと発表した。

 新技術は(1)統一的ネットワーク情報データベース技術とリソース割り当て技術、(2)ネットワーク共通制御/管理技術、(3) 仮想化対応ネットワーク装置技術――で構成される。

 これらの技術によって、サービスプロバイダーはWebフォームに入力するだけで希望のネットワーク構成を通信事業者へ伝えられるようになる。また通信事業者は、サービスプロバイダーの要求に合わせて多様なネットワークを組み合わせて仮想ネットワークを構築し、仮想ネットワーク上の挙動をリアルタイムで確認できるという。さらに通信事業者は、広域ネットワークの設計/構築/変更にかかる時間を従来の約10分の1に短縮できるとしている。

 5社は2013年6月から、広域ネットワークインフラのSDN化を目指す研究開発プロジェクト「Open Innovation over Network Platform」を共同で推進している。今後は研究開発成果の実用化を目指し、グローバルでの普及や標準化に向けた活動を行う予定。

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