ARMのエンジニアが余暇で制作したGALAXY S4搭載ロボットが、ルービックキューブを3.253秒で完成させ、ギネス世界記録の認定を受けた。
立体パズル「ルービックキューブ」(3×3×3)の最速記録を、ロボット「CubeStormer 3」が更新した。3月15日(現地時間)に英国バーミンガムで開催されたイベントで3.253秒を記録し、ギネス世界記録の認定を受けた。これまでの世界記録は「CubeStormer 2」の5.27秒だった。
記録更新の様子はYouTubeで公開されている。
CubeStormerは、英ARMの主席エンジニア、デビッド・ギルデイ氏とセキュリティ企業Securi-Plexのマイク・ドブスン氏が余暇で取り組んでいるプロジェクト。CubeStormerのロボットは代々ARMベースのプロセッサを採用している。
CubeStormer 3は思考エンジンとして韓国Samsung Electronicsの「GALAXY S4」を搭載。同端末はARMベースの1.6GHz8コアプロセッサ「Exynos 5」を採用している。その思考スピードは、先代の「3倍速い」とギルデイ氏は語る。キューブを回転させる腕の部分はLEGO MINDSTORMS EV3で作られており、こちらはARM9のプロセッサで稼働する。
人間による最速(単発・両手)は2013年3月に記録されたオランダのマッツ・ファルク氏の5.55秒だ。
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