Evernote、名刺スキャン機能でのLinkedInとの提携を強化

EvernoteとLinkedInのアカウントをリンクさせておくと、Evernoteアプリでスキャンした名刺のユーザーデータがLinkedInから自動的に取り込まれるようになった。有料版Evernoteの機能だが、1年間は無料で使える。

» 2014年05月08日 13時48分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Evernoteは5月7日(現地時間)、iOS版Evernoteをアップデートし、米LinkedInとの提携により、名刺スキャン機能を強化したと発表した。Android版にも間もなく同じ機能が追加される見込みだ。

 EvernoteのアカウントとLinkedInのアカウントをリンクさせておくと、スキャンした名刺のユーザーのLinkedInの情報(LinkedInに登録されているプロフィールや写真)が自動的に取り込まれ、メモやジオタグも追加できるノートが自動的に作成される。相手がLinkedInのアカウントを持っていさえすれば、ユーザーが相手をLinedIn上でフォローしていなくてもこの機能が使える。LinkedInのユーザー数は4月に3億人を突破した。

 evernote 1

 名刺スキャン(日本語も認識する)が成功すると、名刺にあるメールアドレスや電話番号、住所などが取り込まれる。アカウントをLinkedInと連係させていないと、上部にリンクするよう促すメッセージが表示され、リンクさせるとLinkedInの情報が追加される。

 evernote 2 LinkedInからの情報にはアイコンがつく

 この機能は有料版のEvernote Premiumのサービスだが、無料版ユーザーも1年間は利用できる。

 この提携に合わせ、LinkedInはこれまで提供していた自社の名刺スキャンサービス「CardMunch」を7月11日に終了する。CardMunchのユーザーは、既存の名刺データをEvernote Premiumに移行するか、エクスポートする必要がある。Evernoteに移行する場合は、2年間は無料だ。

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