Microsoft、メールでのセキュリティ情報通知を打ち切りへ

Microsoftが米国などでITプロフェッショナル向けに行っていたメールによるセキュリティ情報の通知サービスを7月1日で打ち切ると通告した。

» 2014年06月30日 07時30分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftは6月27日、米国などでITプロフェッショナル向けに行っていたメールによるセキュリティ情報の通知サービスを7月1日で打ち切ると通知した。米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerがブログで明らかにした。

 SANSのブログに掲載されたMicrosoftの通知によると、メール配信が打ち切りになるのは、セキュリティ情報の事前通知、セキュリティ情報のサマリー、セキュリティアドバイザリーやセキュリティ情報の新規公開や改訂に関するお知らせの各項目。

 7月1日以降はメールの代わりに、セキュリティセンターのWebサイトを通じてRSSを登録するよう促している。

 Microsoftはメールでの通知を打ち切る理由について、「自動化された電子メッセージングの発行に関する政府の政策の変更」と説明しているが、どこの国の法制かは明らかにしていない。

 SANSのWebサイトでは、カナダで7月1日から施行されるスパム規制法との関連が指摘されている。しかしカナダだけでなく米国のMicrosoftサイトでも、セキュリティ情報の通知サービスはRSSかオンラインのみのいずれかとされ、電子メールでの通知登録は受け付けていない。

 一方、日本のマイクロソフトのWebサイトでは6月29日現在も、「電子メールでの通知」サービスへの申し込みを受け付けている。

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