ホッピー、モバイルでも使えるビデオ会議などの導入で業務環境を改善

シスコのコラボレーション製品群を利用して、工場や外出先などとの円滑なコミュニケーションを実現したという。

» 2014年06月30日 16時07分 公開
[ITmedia]

 飲料メーカーのホッピービバレッジが、社内外での円滑なコミュニケーションの実現を目的に、シスコシステムズのコラボレーション製品群を導入した。シスコシステムズが6月30日に発表した。

 従業員43人のホッピービバレッジではグローバル展開を含めた事業の成長で、大企業と同等かそれ以上の業務をより効率的にこなしていく必要があったという。そこで、石渡美奈代表取締役社長のもとでコミュニケーション改革プロジェクトを立ち上げ、フェイス トゥ フェイス、質の高いコミュニケーションによって業務効率の向上に取り組んだ。

 ホッピーが導入したのは、ビデオ会議端末の「Cisco TelePresence SX20 Quick Set」や「Cisco DX650」、ユニファイドコミュニケーションアプリケーションの「Cisco Jabber Video for iPad」「Cisco Desktop Collaboration Experience DX650」など。場所や端末に左右されず、円滑なコミュニケーションを図れるようにした。

 従来は営業と製造部門間のコミュニケーション不足から顧客に迷惑をかけてしまうことがあったものの、ビデオ会議の導入で担当者同士のコミュニケーション精度が上がり、問い合わせやクレームに迅速に対応できるようになった。また業務の特質から遅い時間まで勤務することが多かったものの、遠隔コミュニケーションの実現によって帰宅時間が早まり、家族との団らんの時間を確保たり、帰宅が遅くなってしまうことによる女性の安全管理上の課題の解決などが図られるとしている。

 石渡社長は、「体力の小さな中小企業こそ、マネジメントに文明の利器を投入し、社員ひとりひとりの時間の有効活用とパフォーマンスの最大限化に務め、組織力向上の一助とすべき。質の高いコミュニケーションの実現により、社員間のみならずステークホルダーにとって存在価値の高い企業へと脱皮することを目指す」とのコメントを寄せている。

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